防災

水害から身を守ろう!

営業推進課の山口です。

今回は水害から身を守るために何をしたらよいのかを調べました。

 

目次

     

     

     

    行政の取り組み

    今般、農地や雑木林が減って市街地化が進み、雨水が浸透する土地の面積が少なくなりました。そこに気候変動による大雨で短時間に大量の雨水が下水道や河川に流れ込むようになりました。治水対策の1つである河川改修のみの対応だけでは限界がきています。

     

    そこで河川改修に加えて、氾濫域を一つの流域として捉える流域対策が考えられるようになりました。官民連携して進める「流域治水プロジェクト」などの事前防災対策も加速されました。貯留施設は新たに遊水地や調整池を作るのではなく、公園貯留や校庭貯留など身近な場所を利用しています。行政からの支援制度も拡充されてきており、愛知県一宮市では、令和2年度末までに小中学校29校で流域貯留施設が整備されました。

     

    貯留施設には雨水が下水道や河川に流れ込むのを抑制する大きな役割がありますが、貯留した雨水を散水等の雑用水として利用するなどに活用されています。

     

     

    出典:国土交通省 「河川事業の概要2007 きめ細やかな治水対策」

     

     

    私たちが身を守るためにできること6選

    大地震や豪雨など自然現象は人の力でくい止められなくても、災害による被害は自分たちの日頃の努力によって減らすことができます。

    自分の身は自分で守る「自助」地域や身近にいる人同士が助け合う「共助」こそが、災害による被害を少なくする必要なことです。ただし、身の回りの人を助けるには、まず自分が無事でなければならず、「自助」あっての「共助」です。

     

    • 建物を強くするための基礎知識を身につける。
    • 部屋の総点検をする。
    • 防災マップ(ハザードマップ)をチェックする。

    上記サイト以外にも地域に特化した防災アプリなども色々出てきています。

    使いやすさや、見やすさなど、ご自身に合ったものを見つけてください。

    ハザードマップポータルサイト (国土交通省)

    わがまちハザードマップ (各市町村)

    キキクル (気象庁)

    • 情報発信の方法171を知っておく。

    万一被災した場合は、家族や知人に向けて、真っ先に自分から安否の情報を発信することが大切です。

    • 外出先でいつも身につけておきたいものを決める。

    連絡や避難、帰宅のための現金、万一の際に役立つ身元や連絡先を記したカード、持病がある人はかかりつけの病院の診察券や病名、処方薬を書いたメモ

    • 家庭やオフィスに常備するものを決める。

    「あれば便利なもの」より「なければ困るもの」を常にまとめて身近に置いておきましょう。

     

     

    おわりに

    災害の多さ、予想を上回る被害により、行政の対策だけでは追いつかないのが現状です。

    防災アプリをダウンロードたから安心ではなく、いざという時に落ち着いて行動するために、普段からこまめに確認することが大切だと思います。定期的にアップデートして自分自身と大切な人の命を守りましょう。

     

    Writer:営業推進課 山口 由美子