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グラウンドの水はけが悪い! 水抜きや改善する方法を紹介

グラウンド 水抜き 方法

 

「グラウンドを使う予定があるのに、雨で水浸しになって使えない…」

そんなとき、とても困りますよね。

 

グラウンドの乾く時間の目安は、晴天の日であれば2~3時間程度、曇りの日であれば4~5時間程度ですが、湿度の高い日などの悪条件下では8時間以上かかる場合もあるとされています。また、天然芝のグラウンドより、整備された人工芝のグラウンドの方が良く乾くといわれています。

 

この記事では、グラウンドの水はけが悪くなる理由や溜まった水を自分で抜く方法、業者に依頼して抜本的に水はけを改善する方法についてご紹介します。

 

 

目次

     

     

     

    グラウンドの水はけが悪くなる原因 

     

    グラウンド 水抜き 方法

     

    雨が降った後に水が溜まってしまい、なかなか水が引かないグラウンドがあります。

    そのようなグラウンドの水はけが悪くなってしまう理由として、以下のようなものが挙げられます。

     

     

    土や砂の排水性能が悪い、または劣化している

    グラウンドに敷いている土や砂の排水性能が悪かったり、劣化していたりすることは、その土地の水はけが悪い理由の大部分を占めています。

     

    水はけの悪くぬかるみやすい土地は長年使用されてきた場合が多く、経年劣化によって問題が深刻化しているケースが多いといえるでしょう。

     

     

    表面に不規則なデコボコや不均衡な勾配がある

    グラウンドの地表面にデコボコや不均衡な勾配がある場合も、グラウンドの水はけが悪くなる理由として挙げられます。デコボコがあると、そこに水が溜まってしまいます。

    また、不均衡な勾配がある場合も、水がうまく排水されずに留まったままになってしまうでしょう。

     

     

    雑草が生えていて排水を妨げている

    グラウンドに雑草が生えていることで、排水がうまくいかない場合もあります。雑草があることで水の流れが妨げられ、グラウンド内に水が溜まってしまうためです。

     

     

     

    自分でグラウンドに溜まった水を抜く方法 

     

    グラウンド 水抜き 方法

     

    雨が降って水が溜まってしまったけどグラウンドを早く使いたい場合に、自分でできる整備方法をご紹介します。

     

    ただし、基本的には、グラウンド整備は土壌が乾いた状態で行うものです。水が溜まってぬかるんでいる状態ではグラウンド整備をしっかり行えないため、あくまで応急措置ということを頭に入れておいてください。

     

     

    水を抜く方法①水が溜まったグラウンドをすぐに使用したい場合とき

    試合中などに雨が降ってきてしまい、雨が上がった後、すぐに試合を再開させなければならないこともあるでしょう。そのような場合は、以下の手順に沿ってグラウンドの水を抜きます。

     

    雑巾や吸水スポンジなどで水を取り除く

    グラウンドの水が溜まっている箇所の水を雑巾や吸水スポンジなどに吸わせ、バケツで水を絞りながら、水を取り除いていきます。

     

    ・上から砂を撒き、トンボでならす

    水を取り除いた場所に乾いた砂を敷いて、トンボを使って表面をならしましょう。

    なお、砂を敷くのはあくまで応急処置なので、グラウンドの使用後は砂を全て取り除き、本来の整備用の土を撒いておいてください。

     

     

    水を抜く方法②表面の水がなくなったグラウンドを早く乾かしたい場合

    ・表面にブラシやハケを掛ける

    グラウンドのマウンドを中心に、弧を描くようにブラシやハケを掛けていきます。

    かけ続けていると、グラウンドの表面が徐々に乾いていくのがわかるはずです。

     

    ただし、雨のせいで本来グラウンドの表面を覆っている柔らかい土は下に沈み、表面は砂が露出している状態です。このまま使用し続けると、グラウンドの表面は固くなり、コンディションが悪くなってしまいます。

     

    よく晴れた日に、しっかりと下に沈んだ土を掘り起こしながらトンボを掛けるようにしましょう。

     

     

     

    グラウンドの水はけを業者に依頼して改善する方法

     

    グラウンド 水抜き 方法

     

    雨が降ると、毎回グラウンドに水が溜まってしまう。

    そのような場合には、業者に依頼して、抜本的な水はけの改善方法を実施することも検討してみましょう。

     

    以下のような、グラウンドの水はけの改善方法があります。

     

     

    水はけを改善する方法①暗渠排水を設置する

    「暗渠(あんきょ)」とは、地下に埋設したり、蓋をしたりした、水路のことをいいます。

    これを用いて水はけを改善する方法を「暗渠排水」といい、元来は水田を乾田化するために取り入れられていました。

     

    現在では、暗渠排水は、地表の残留水の除去や地下水位の低下を図るために用いられています。

    地下に地中菅を埋め込むことで水の通り道を設け、地表の水を効果的に排水することが可能です。

     

     

    水はけを改善する方法②ヘルシークレー工法で土壌を改良する

    透水性保水型改良を施した土壌団粒化資材を地表に撒き、現在敷かれている土などと混ぜ合わせることを「ヘルシークレー工法」といい、土を立体網目状の団粒構造に改良する方法です。

     

    団粒構造に改良した土は、微粒子が結合して塊を作るため排水が良くなり、水はけを改善することができます。

     

     

     

    まとめ

     

    グラウンド 水抜き 方法

     

    せっかくスポーツで使う予定があるのに、グラウンドに水が溜まっていると、使えずに残念ですよね。

    グラウンドに水が溜まるのがごく稀である場合には自分で水を抜く方法を、毎回水が溜まってしまいなかなか引かないような場合には業者に依頼して抜本的に改善する方法を参考にされてください。

     

    弊社「ニホン・ドレン株式会社」では、グラウンドの水はけを改善する暗渠排水材の製造・販売も行っています。

    ご興味やご相談のある方は、ぜひお問合せください