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「2025年度グッドデザイン賞」2件受賞!ミツバ・ドレンが「私が選んだ一品」にも選出

2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)の受賞発表が、2025年10月15日に行われました。
このたび、ニホン・ドレン株式会社は2件のグッドデザイン賞を受賞いたしました。また、集束暗渠管「ミツバ・ドレン」は、グッドデザイン賞審査委員による特別セレクション「私の選んだ一品」にも選出されました。

 

■ 受賞概要

 

暗渠排水管「ミツバ・ドレン」

 

 

<審査委員の評価>(原文)
本製品は、日本でも古くから使われていた、竹を縦に割って束ねた暗渠から着想を得て、三つ葉形状の管を束ねた新たな構造を実現したものである。その構造は、土や根の侵入を防ぐ多孔性と、地中圧への耐久性と軽量化を両立させたハニカム性を有し、砂や植物の根で詰まり機能が低下する、地中の圧力で変形する、という従来の円筒形の地下排水管の問題を解決している。伝統的な知恵と現代技術を融合した優れたデザインとして、高く評価した。

 

<私の選んだ一品>(原文)

重野 貴/プロダクトデザイナー
江戸時代から、耕地の水はけを改善するために竹を束ねた排水の仕組み(暗渠排水)が利用され、営農の知恵として受け継がれてきたという。
近年は集中豪雨や台風による河川氾濫や土砂災害が相次ぎ、効果的な治水の必要性がますます高まっているが、昔からの知恵が形を変えつつ現代にも生き続け、私たちの暮らしを支えていることに感銘を覚える。

 

グッドデザイン賞審査委員セレクション「私の選んだ一品2025」

https://marunouchi.g-mark.org/exhibition.html

 

 

「ニホン・ドレン新社屋・工場」

 

 

<審査委員の評価>(原文)

「雨をまとう」をテーマに、製品の特性を活かした雨水循環システムを建築とランドスケープに一体化した新社屋・工場である。屋上から降り注ぐ雨は植栽を潤し、緑や雨音として日常に取り込まれることで、働く環境に新鮮な感覚をもたらしている。中庭を介して事務所と工場をつなぎ、異なる分野の社員が互いを感じながら交流できる仕組みも工夫されている。さらに敷地外周を緑で包み、フェンスを設けず地域に開くことで、工業団地の硬さを和らげ、地域住民が憩える場へとつなげている。雨とともに人や地域を結ぶ、企業の姿勢を象徴する計画である。

 

 

ニホン・ドレンは、これからも独創的なモノづくりを通じて、新たな価値とイノベーションを創出し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

グッドデザイン賞について
https://www.g-mark.org/learn/gda/overview